22日目 英語の勉強にならない?

「白夜行」読みました。

語学学校で知り合った日本人の友達が貸してくれるというので、久しぶりに小説を読んでみることにしました。でも実際に本を手に取ってみると結構分厚いくて、「こりゃ読み終わるまで2週間くらい掛かるかな……?」とちょっと尻込み。でも、読み始めたら止まらなくなって結局3日で読破!

久々に読書の楽しさを思い出したので、また何か本を読みたいと思ったんですが、海外にいると日本の書籍の入手が問題。シカゴの場合には日系スーパー内に書店があるのですが、当然ながら価格は日本よりもちょっと高いし、日本で発行されてから入荷するまでタイムラグがあります。そうなると電子書籍の方が便利かも。

アメリカに来てからヒマをもてあそぶことが結構あるし、この際読書家になってみるのもアリかも。でも、「読書なんて日本でも出来るんだから、そんなヒマがあるなら英語の勉強しろ!」とか言われそう。


話は変わって語学学校。

語学学校の生徒はいろんな国から来ていますが、一番多いのはサウジアラビア人です。なんと全生徒の約半分を占めています。休み時間は英語よりもアラビア語の方が良く聞こえてくるくらいです。ここは本当にアメリカか!?

なんでこんなにサウジアラビア人が多いのかというと、どうもサウジアラビアでは国がお金を出して学生を援助しているかららしい。しかも、数日前にサウジアラビア国王が発表した社会・経済改革の中に、海外留学生へのさらなる援助が含まれているそうな。チュニジアの革命に端を発する反政府運動がサウジアラビア国内に飛び火するのを抑え込む意図もあるんでしょうが、うらやましい限りです。

ていうか、サウジアラビア人学生はこれ見よがしにブランドのロゴが入った衣類を着てたり、実家でペットとしてライオン (!) を飼ってたりするんで、もともと裕福な家の出身者も多いみたい。仲良くしといた方が得かも!?

ちなみに、彼らの英語スキルですが、同じレベルのクラス内で比較すると文法や語彙力は確実に日本人の方が上です。かなり初歩的な単語の意味がわからなかったりして、逆に驚かされることもあります。その割に話すのは結構流暢で、言葉が出て来なくて「えーっと……」となる場面は日本人よりも少ない気がします。まぁ文法は間違ってますし、アラビア訛りで何言ってるかさっぱりワカリマセンが。

ただ、レベルが低いクラスのサウジアラビア人は、授業に臨む姿勢がちょっとヒドイ。平気で授業に遅刻してくるだけならまだしも、全然関係ない質問で授業が進まなくなるし、飽きてくると騒ぎ始めたりして、お前ら小学生かよ!!

こんな環境で本当に英語の勉強になっているのかな……?

(念のためサウジアラビア人の名誉のために言っておくと、真面目にやっているサウジアラビア人学生も沢山いますので誤解のなきよう)

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