安いからといって売れるわけではないらしい

まだインドの話を引っ張ります。

インド滞在中、タクシーで移動中に車窓から行き交うを見ていると、圧倒的に多かったのは勿論Maruti Suzuki。次いで多かったのが意外にもHyundaiで、あとはMahindra & MahindraやTataなどインドの民族系メーカーや、HondaやToyotaなど日系メーカーの車を見かけるくらい。Volkswagen、Renault、Ford、Nissan、Chevrolet、Skoda、Fiatあたりは少数派といった印象でした。

んで、インドの自動車産業と言えば、数年前にTata Nanoが戦略的な低価格で話題になりました。インドでの自動車普及を目指して販売開始されたのが2009年なので、今頃はさぞかし街中に溢れているんだろうな……と思いきや、5日間のインド滞在中に見かけたのは記憶にある限りではたった1台。

そんなことを思い出したのはこの記事がきっかけ。Nanoは安さを前面に押し出した結果、「安物」のイメージが先行してしまったようで、それがセールスにも表れているようです。多くのインド人にとって車は安い買い物ではないからこそ、見栄を張りたがるのかも。商売はムズカシイ……。

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