引き返せないところまで来たのかも

今週はビザ面接のため、赤坂のアメリカ大使館に行ってきました。

事前に下見をしたストリートビューにも写っていましたが、大使館周辺には警官がワンサカいて相変わらずの警戒態勢です。とはいえ、バックする警察車両を3人がかりで誘導したりしてて、結構ヒマなのかも?

そんな光景を横目で見ながら9:30頃に大使館前に到着。面接予約時間の30分前だったのですが、既に50人くらいの行列ができていました。面接を予約する際に時間を指定する割には、実際は先に並んだもの勝ちというシステムのようです。

とりあえず列の最後尾に並んで待っていると、大使館の職員と思われるお姉さんがやってきました。どうやら、前から順番に書類をチェックしているようで、問題がなければ書類と引き換えに番号が記載された紙を渡しているが、不備がある場合には書類を受け取ってくれない模様。

大丈夫かな……と思っているうちにオレの番になったものの、無事書類を受け取ってもらえました。でも、書類の不備がなくて良かったとホッとしていたら、先ほどのお姉さんがオレの後ろに並んでいる人に向かって、

お姉さん 「パスポートの写真のページを開いて、クリアファイルに挟んで下さい! この人は開いていませんけど!」

……それワタシのです。
パスポートのページを開くの忘れてました。ゴメンナサイ。


列に並ぶこと約30分、ようやく列の先頭に到達し、冒頭の写真に写っている小さな建物でセキュリティチェックへ。荷物のX線検査と金属探知機のゲートを通過し、携帯など持ち込み不可の物品を預けてようやく大使館の敷地内に入ることができました。

敷地内すぐ右手の領事部に入ると、待合室の前に先ほどのお姉さんがいて、「あなたの書類はすでに中でプロセスされています。先ほど渡した紙に書かれている数字があなたの番号なので、中に入って呼ばれるまで座って待っていてください。」とのこと。

待合室の入口の前に設置された荷物のX線検査と金属探知機のゲートを通過して、扉を開けようとする……が開かない! おかしいな?と思いながら扉に貼られた注意書きをよく見ると、ドアの取っ手のところに緑のランプがあり、これが点灯したらロックが解除される仕組みになっているらしい。入室できる人数をコントロールしているのかも?

ちょっとの間待っているとランプが点灯。当然ながら今度はちゃんと開きましたw

入室すると、正面に免許センターのような窓口が並んでおり、左右のモニターに番号が表示されている。ひとまず座って待っていると、ほどなくして4番窓口に番号が表示されました。窓口に向かい指紋を採取します。

窓口の向こうにいるアメリカ人マダムの指示を受けながら、左手の人差し指から小指、右手の人差し指から小指、左右の親指の順に機械の上に指を置いて、指紋のスキャンが完了。窓口に掲示されている図に従ってやるだけなので簡単です。

で、再び椅子に座って待っていると、7番窓口に番号が表示され、いよいよ面接です。窓口の向こうには白人の兄ちゃん (勝手にジョンということにします)。はじめに英語が話せるか聞いてくると勝手に思っていたものの、いきなり英語で質問!

ジョン (英語で)「滞在期間は?」

オレ 「あ……わんいや~。」

ジョン (英語で)「勉強する目的は?」

オレ 「……ふぉ~びじねす。」

といった感じで何とか回答。そもそも質問がちゃんと聞き取れているか非常にアヤシイので、実は違うことを質問されていたのかもしれないけど、とりあえず気にしない!

で、次の質問。

ジョン 「Where are you ……」

と聞かれた気がしたので、

オレ 「シカゴ!」

と威勢よく答えたものの、どうやら質問を聞き間違えたみたいで、

ジョン 「ナニヲベンキョウシマスカ?」

と、日本語でもう一度質問され、

オレ 「……いんぐりっしゅ。」

と、なんか申し訳なく答える始末。


ともかく、質問はこの3つで終了。ちゃんと質問に答えられたのか非常に疑問ですが、

ジョン 「アナタノビザハハッコウサレマシタ。1シュウカンゴ二トドキマ~ス。」

ということで、どうにか無事面接を終えることができました。


いよいよ引き返せないところまで来たのかも!?


あとは家に帰るだけなのですが、大使館を出た時点でまだ10:30。帰りの電車はまだまだ時間があるし、天気も良いのでちょっと寄り道することに。

まずは原宿でちょっとお買いもの。寒いシカゴに備えてニット帽とネックゲーターを購入。それでもまだ時間があったので明治神宮へ参拝に。

アメリカ生活の無事を祈願しておきました。

でも、日本の神様だからアメリカは管轄外……なんてことは無いよね!?

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