先週はアメリカ出張でした。行先はいつもの通りだったけど、今回は現地にいる会社の人がちょっと面白いものがある教えてくれました。上の写真がそれです。
パッケージにベーコンが載ってますが、実はこれチョコレートです。しかも、ベーコン入りの。アメリカ人のベーコン好きもここに極まれりという感じです。パッケージの裏面を見ると、ベーコン+チョコレートに対する作者の熱い思いが長々と語られているんですが、これがちょっと面白くて思わずツッコミを入れたくなります。
"I began experimenting with bacon + chocolate at the tender age of 6, while eating chocolate chip pancakes drenched in Aunt Jemima® syrup, as children often do."
作者は6歳からベーコンを甘いものの組み合わせを模索していたようです。やはりアメリカ人のベーコンに対する執着は、日本人の理解を超えています。
"Beside my chocolate-laden cakes laid three strips of sizzlin' bacon, just barely touching a sweet pool of maple syrup. And then, the magic—just a bite of the bacon was too salty and I yearned for the sweet kiss of chocolate and syrup, so I combined the two. In retrospect, perhaps this was a turning point; for on that plate something magical happened, the beginnings of a combination so ethereal and delicious that it would haunt my thoughts until I found the medium to express it—chocolate."
どうやらベーコンは他の食材と組み合わせることである種の奇跡が起こるらしいです。さながら、水をブドウ酒に変えたとされるキリストのようです。つまり、アメリカ人にとってベーコンは単なる食材の域を超越していると言っても過言ではない!?
で、作者の熱い思いはさておき、気になるのはその味ですが、ちょうど空港で売っていたので買って食べてみました。口に入れる、最初はチョコレートの甘さが広がりますが、チョコレートが溶けて刻んだベーコンが現れると、甘さに続いてスモークされたベーコンの塩味が広がります。これがどういうことかと言うと……、
意外と普通。
ベーコンは小さく刻んであるので過剰に存在感を主張することもなく、チョコレートとして普通に美味しくいただけます。とは言え、チョコレートにベーコンを入れるという組み合わせの意外性に対して、味は可も無く不可も無くという感じで、何故かちょっと残念。美味しくなければそれはそれでネタになるのに……。
なお、ベーコンをアメリカから日本に持ち込んでも税関で見つかると没収されますのでご注意を。
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